愛犬のお腹がパンパンになっていると「食べ過ぎたのかな?」と思ってしまいがちですが、実は一刻も早く治療しなければならない恐ろしい病が潜んでいる場合があります。

貴方の愛犬は餌を食べ過ぎていませんか?また、食べるのが早すぎることはないでしょうか。

愛犬のお腹がパンパンになってしまった時どんなことが考えられるのか、

また、飼い主さんが出来る対処法とは?ぜひご覧ください。

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食べ過ぎでパンパンになってしまった時の対処法

ドッグフードやおやつの食べ過ぎなどによって愛犬のお腹がパンパンに膨らんで苦しそうにしている場合、[胃拡張]を起こしている場合があるので注意が必要です。

胃拡張とは食べ過ぎた後にすぐ動いてしまうことなどが原因で胃腸にガスが溜まってしまう状態のことです。

胃拡張で大きくなった胃が周囲の臓器を圧迫することにより血液の循環が悪くなり呼吸困難などの症状を起こします。

 

また胃拡張は進行することで[胃捻転(いねんてん)]という更に重篤な症状を引き起こしてしまうことがあります。

胃捻転とはガスで膨れ上がった胃がねじれてしまうことを言い、胃拡張が原因で起こることが多いと言われます。

主な症状として、落ち着きなくウロウロする、よだれをたらす、何度も吐こうとするが吐けないなどの行動が見られるようです。

胃捻転を患うと胃がねじれたことによりガスを出す出入口が完全に無くなるためどんどんお腹が膨らんでいきます。

また、胃と脾臓の血管がねじれてしまったことにより血液の流れも遮断されることから一刻も早く手術などでガスを排出する処置をしないと死に至ります。

 

胃拡張、胃捻転は、大型犬の深い胸を持つ犬種に起こりやすいと言われていますが小型犬でも起こる可能性はあります。

この病気の死亡率は早期発見では30%となっていますが、発見が遅れることで死亡率は50%になります。

胃拡張の症状が見られたら早急に動物病院に受診して下さい。

また、すぐに連れて行けない場合も必ず安静にさせ、それ以上飲食させないことが大切です。

 

胃拡張、胃捻転を予防するために

胃拡張、胃捻転は予防したとしても完全に防ぐことは難しいと言われています。

明確な原因が解明されていないため、飼い主さんがどれだけ予防を頑張っても発症する場合があります。

難しいですが、少しでも病気のリスクを減らすため出来ることはしておきましょう。

 

  • 大食い、早食いを止めさせる。

早く食べると空気をたくさんお腹に入れてしまいます。予防法としては、愛犬の食器を早食い出来なくなる食器に変える。(食器の中がデコボコとして食べにくい様になっている物が市販されています。)また食事回数を増やすのも早食い防止には良いようです。(食事が一日1回の犬は、お腹が空くため早食いになるようです。)

 

  • 食後の散歩は控える。

運動するとお腹に空気を取り込んでしまうため、食後の膨らんだ胃に空気を入れることにより胃拡張が発生する可能性が高まります。

 

  • 水のガブのみに気を付ける。

早食いと同じく、たくさんの水を一気に飲むことで空気をお腹に取り入れてしまいます。少しずつ飲ませるようにして下さい。

 

    • ストレスと溜めない

恐怖心が強いなど、性格的にストレスを溜め込みやすい犬は胃拡張になりやすいと言われています。留守番が苦手であれば長時間の留守番をさせないようにするなど愛犬がストレスを溜めない生活を心がけて下さい。

 

  • 食べ物に気を付ける。

ガスが溜まりやすい食べ物はなるべく避けるようにしましょう。また、乾物など、胃の中で水分を含むことで大きくなる物なども胃拡張が発生するリスクが高まります。

 

まとめ

胃拡張、胃捻転はとても恐ろしい病気です。

発見が遅れ処置が遅くなることで死亡率も格段に上がります。

この病気は大型犬がなりやすいと言われていますが、どの犬種の飼い主さんも注意しましょう。

愛犬のお腹が食後パンパンに膨らんでいたら要注意です。

苦しそうにしている姿や、吐こうとする仕草が頻繁に見られたら、迷わず動物病院に向かって下さい。

胃拡張、胃捻転は比較的夜間に起きやすいと言われているので、日頃から夜間救急を受け付けてくれる動物病院を探しておくのも大切です。

皆さんの愛犬が今日も元気に過ごしてくれますように。